自分の考えた料理のレシピ本をだしてみたい!そう思いませんか?
では、本をだしたり雑誌に登場するような料理研究家になるにはどうしたらいいのでしょうか?
まず、料理研究家になるには特別な資格は必要ありません。
しかし、料理研究家として仕事をしていく上で、管理栄養士もしくは栄養士の資格を持っていることは、同業他社との差別化がでて、アピールポイントになります。
では、実際に雑誌等で活躍する人気の料理研究家の経歴やどのような強みを持っているのかをみてみましょう。
⇒フリーランスの管理栄養士のメリット・デメリット・仕事内容・収入
海外修行をした料理研究家
料理や菓子を作る技術を習得するため海外で学び、その経験を活かして料理研究家に。料理研究家と同時に料理教室を主宰している先生も多いです。
島本薫(しまもとかおる)先生
管理栄養士、料理菓子研究家、料理・菓子教室主宰。
フランスで料理と菓子を学び帰国。家庭でもアレンジしやすくアレンジしたフランス惣菜が人気。
平賀久美子(ひらがくみこ)先生
管理栄養士、料理研究家、フランス料理教室主催。
フランスのレストランで修業後、料理教室を開講。老人介護施設で食べやすく栄養のバランスのよいメニューの開発・調理に携わる。
舘野真知子(たてのまちこ)先生
管理栄養士・料理研究家。
病院で働き(栄養指導等)退職後、アイルランドで西洋料理を学び、レストランでシェフを務めた。発酵食品や日本の伝統的な保存食を国内外に広める活動中。
他の資格も持っている料理研究家
管理栄養士と他の資格・免許のダブルライセンスがあれば最強!
本多京子(ほんだきょうこ)先生
管理栄養士、医学博士。
2007年に策定された国民運動「新健康フロンティア戦略」の健康大使を務める。健康と栄養のわかりやすいアドバイスと、手軽なヘルシーレシピが人気。
管理栄養士と医学博士を取得する最短の方法は、栄養系大学(4年間)を卒業後、医療系大学院(5年間)に進学すること。最短でも9年かかります。
ちなみに医学博士=医者ではありませんのでお間違いなく。
植木もも子(うえきももこ)先生
管理栄養士、国際中医師、国際薬膳管理師。
毎日の食事に気軽に取り入れられる薬膳や、健康に役立つ料理を紹介。高齢者が食べやすい料理の提案も行っている。
国際中医師とは、中国政府(衛生部、国家中医薬管理局)が中国の伝統医学(中医学)を国際的に正しく普及することを目的に中医師(中国の漢方医師)と同じレベルと認定する制度です。(中国以外の外国籍)
宗像伸子(むなかたのぶこ)先生
管理栄養士、食生活アドバイザー。
東京家政学院大学客員教授。生活習慣病を考える料理サロンを主宰。
食生活アドバイザーとは健康な生活を送るための提案ができる食生活全般のスペシャリスト(民間資格)。誰でも受験できてわりと簡単に取得できます。
栄養学をきわめると研究者や大学教員の道もあります。
ダイエット等に特化した料理研究家
管理栄養士の資格を活かした専門分野で活躍する料理研究家。
竹内富貴子(たえうちふきこ)先生
管理栄養士、料理研究家、ダイエットクリエイタ―。
大学卒業後は母校の栄養クリニックに勤務。理論だけではなく実践面の料理指導も行いたいと、1977年にカロニック・ダイエットスクールを開設。生活習慣病を予防する食事や、健康でスリムな体を作るアドバイスは的確で実践的と人気に。
牧野直子(まきのなおこ)先生
管理栄養士、料理研究家。
女子栄養大学在学中より、企業に所属して栄養指導・教育の啓蒙活動に携わる。その後独立してフリーの管理栄養士になる。ダイエットや生活習慣病予防の食事など、幅広い年齢層に向けたわかりやすいアドバイスに定評がある。
「管理栄養士から料理研究家になるには?」まとめ
このように管理栄養士から料理研究家になるには、さまざまなルートがあります。
管理栄養士の資格を持っている料理研究家は、『ダイエット食』『生活習慣病の予防食』といった専門分野を持っています。
単においしい料理ではなく、健康にいい料理を提案できるのが管理栄養士の強みですね。
料理研究家になるには特別な資格は必要ありません。誰でも名乗れる職業です。しかし、職業として安定した収入を得るのは努力とアイデアが必要になります。
人と同じにならない自分だけのオリジナリティを持つことを意識しましょう。
気になる収入ですが、料理研究家に加えて、料理教室を主宰したりレシピ本やオリジナル雑貨の販売をすれば普通のOL以上の収入を得ることができます。