管理栄養士の仕事口コミ PR

管理栄養士の転職。検診センター、老人施設、病院の仕事内容。

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

栄養・食物学在校生・卒業生のリアル体験談はこちら。

管理栄養士を取得して、スキルアップしたかったのでいくつか転職しました。

複数の職場を経験した転職体験記です。

大学臨床栄養学科で管理栄養士の資格を取得

管理栄養士の転職

管理栄養士の資格は、臨床栄養学科で管理栄養士の資格を取得するために4年間通い、受験資格を得て、卒業時に管理栄養士国家試験を受験ました。

大学ではじめの2年間は教科書から専門基礎分野を勉強し、たくさんの知識を習得しました。

内容としては、栄養学総論、社会・環境と栄養、人体の構造と機能及び疾病の成り立ち、食べ物と健康、講習栄養、栄養教育・栄養指導、基礎栄養、応用栄養、スポーツ栄養、高齢者栄養など、ひたすらテーブルでの勉強です。

3年目には院外実習を半年以上行いました。

病院での実習、老人施設での実習、厨房での実習などとても疲れます。

4年目は試験勉強+ゼミ活動でした。

管理栄養士の資格を取得してからは、健診センター、老人福祉施設、病院で働きました。今は病院管理栄養士として働いています。

⇒管理栄養士の資格を取得できる大学の偏差値ランキング

管理栄養士の資格取得までに掛かった学費

病院で働く管理栄養士の口コミ

私の通った大学は私立大学で、県内でも学費の高い大学だったので、入学金に300万、その後年間100万×4、合計700万以上はかかったと親から聞いています。

⇒【学費が安い】管理栄養士・栄養士の資格を取得できる学校を調査

実際に管理栄養士として働く人をみて憧れた

口コミ・体験談

もともと食に対しての興味が強かったから管理栄養士を目指しました。

食べる事、料理する事、食を通じて人の役にたつこと、人を喜ばせたい。そう思っていました。

高校時代、進路を考えているときには管理栄養士という職業を知らなかったので、調理師やパティシエになりたいと思っていました。

しかし、母から「手に職を持っていたほうが、旦那さんの転勤などあった時、職に困らない。」と言われ、言われるがまま、管理栄養士の専門大学に通うことになりました。

大学入学時は管理栄養士の活躍の場などもあまり理解していない状態でした。

しかし、勉強していくうちに、人間の体の中で食品がどのように消化・吸収されているのか。どのような栄養素が体にどのような影響を与えるのか。そういった生理学が楽しくなりました。

そして、3年生のときの院外実習で、実際管理栄養士として活躍する方をみて、尊敬、憧れを感じました。

それからは管理栄養士の資格取得に向け、まっしぐらでした。

⇒管理栄養士の大学偏差値ランキング

転職2回。検診センター・老人施設・病院

管理栄養士の転職体験談

私はこれまで健診センターで1年、老人施設で2年、病院で6年、管理栄養士として活躍してきました。転職2回。

それぞれのやりがいは異なります。

検診センター

健診センターでは、健診を行った後の患者様に栄養指導を行っていました。

ここでの指導は、病気にならないようにするための1次予防となる栄養指導です。

コレステロール値が高くても体は痛くもかゆくもないので、なんの異常も感じていない患者様に指導するにはコツがいりました。

ここでの私のやりがいは、患者様に「食事指導を受けること自体を嫌がられることなく」「現状に危機感を持ち、食事改善を行っていこうと思わせる」「最後に頑張ります。

話が聞けてよかったと思わせる」ということでした。

それができた時には、人の役にたてた、とやりがいを感じていました。

老人施設

マンゴー

老人施設でのやりがいは、私の場合はおやつが美味しいと言われることでした。

おやつはすべて手作り。そしてそのおやつは私がすべて考えて作っていました。

私が施設管理栄養士になってからおやつのレパートリーは大きく変わりました。

その変化を入所者だけでなく、施設スタッフも気づき、「おいしい」「美味しそう」といってもらえるのはとても嬉しく、やりがいでした。

病院

病院でのやりがいは臨床栄養という分野で、他職種と関わり患者の病状改善に関与できたことです。

管理栄養士は実際、病院ではまだまだ立場が低いです。

ご飯を作っている人、としか思われていない場所もあります。

そんな状況でも、自分自身勉強し、患者のカルテや実際の様子をみて、その患者にあった栄養を考え、医師に相談、そしてその相談が通り食事提供し、結果として患者がよくなる。

そしてそれを繰り返していくうちに、医師から管理栄養士へ相談がやってくる。

気づけば、薬剤師や言語聴覚士からも相談がやってくる。大変ですが、とてもやりがいを感じることができました。

病院で働く管理栄養士の就活・仕事内容・待遇

管理栄養士になってもっとも大変だったこと

柑橘系のフルーツ

どこでも大変なことはありますが、最も大変だったのは、病院で患者のためになにかをする事です。

患者のためになにかをするためには、医師に管理栄養士としてやりたい事を伝えなければいけませんが、そのためには根拠をもって伝えなければいけませんし、もちろん人間関係だって構築しておかなければいけません。

ただただ患者のことを思っても、医師を通過しなければ何もできないのです。

なので、そのために臨床栄養の勉強を毎日しました。

NST専門療法士の資格も取りました。

医師と仲良くするために医師が主催する部活動にも入部しました。医師と飲み会にも行きました。

すべて患者様のために自分にできることをしたい。それを叶えるためです。

今の世の中、まだまだ管理栄養士はとても地位が低いです。なので、そのイメージを打破することがとても大変です。

⇒効率よい管理栄養士の求人の見つけ方、病院で働きたい!

栄養士より絶対管理栄養士だよ!

おすすめは管理栄養士

管理栄養士の資格は取得することは良いと思います。

今後、日本人の寿命はどんどん伸びるので、健康・食に対する需要は伸びてくるでしょう。

ぜひ栄養士でとどまらず、管理栄養士を目指してほしいです。

次に資格取得後のことですが、みんな入職して患者のためになにかしたい!やってあげたい!という思いは強いんです。

しかし、入社して2年、3年目の人間に何ができるでしょう。

大学でたくさん勉強し、自分は臨床のことに詳しい。そう思っているのかもしれませんが、実際患者は千差万別。まったく同じ症例なんてありません。

なので、結果、管理栄養士の資格を取得しても、その後も勉強続きです。正直勉強し続けなければ、活躍なんてできません。

ですので、管理栄養士として病院で活躍したい、そう願う方は、勉強が続くことを覚悟の上で、管理栄養士を取得していただきたいと思います。

⇒スポーツ栄養士の就活・仕事内容・待遇。スポーツジム勤務の体験談

栄養・食物学在校生・卒業生のリアル体験談はこちら。